寝ようと目をつぶると、頭の中であれこれ考えてしまってなかなか眠れない。それになぜかベッドに入った途端、その日に起こったことが走馬灯のように駆け巡る。
心配事や不安がグルグルと巡って、体は眠いのに脳は冴えていき、気づいたときにはもう夜中の3時。早く寝なきゃ朝がきちゃう。ああ、もうあと3時間しか寝れない…明日おわた_(:3 」∠)_
こういった寝つきが悪い夜は誰もが経験済みのはずw
寝ようと思っていたのに、これってなんで??どうしたらすぐに寝つけるの?
眠れない理由は情報過多
夜、なかなかスイッチオフができなくて考えごとが止まらなくなるのは、日中にインプットした情報を整理する時間がないから。
その日に起こった出来事を自分の中に落とし込み、処理をし評価する、アウトプットのための十分な時間と場所がなかったから。
だから静かな部屋で目を閉じ横になると、極端に情報のインプットが減り、心の内側にある感情に意識が向きやすくなるのです。
ゆっくり自分と向き合う唯一の時間が、ベッドの中だけになってしまっているのです。
本来ならば心身を休ませ、疲れやストレスを癒やすはずの睡眠時間まで、”思考”に侵食されているんです。
明日の準備や寝る準備をする時間を独立して確保すべきだったのに、一緒くたになっている。
だから心配事や、不安や苛立ちなど、ネガティブな考えに支配されてしまう。
ついには「疲れているのに眠れない」「むしろ目が覚めてしまう」「寝れないことがストレスになる」といった悪循環を生み出してしまっています。
また、寝る直前まで情報のインプットを続ける人もいますね。
資格の勉強など自分にとってプラスとなる情報なら、寝る前のインプットは記憶の定着に繋がるので良いことなのですが、問題となるのはマイナスの情報。
特にTwitterなどのSNSでは、ネガティブなツイートも巷に溢れています。
人は夜になるとマイナス思考になりやすいのに、そんなときにSNSをやると、さらにネガティブ要素を引き寄せてしまいがち。
体よりも心の疲労感が、人の疲れを増幅させる
「寝ても疲れが取れない」という睡眠の悩みは多いけど、その疲れって体と心、どちらのことでしょう?
体の場合は、寝具や就寝時の環境を自分に合わせて変えるという物理的な解決方法でいいと思いますが、問題視すべきは”心の疲れ”のほう。
同じ時間働いていても、疲れを感じやすいとき、感じないにくいときがありますよね。
長時間働いていたりハードに動いていても、その日過ごした時間に、仕事内容などの達成感や充実感があればさほど疲れは感じません。
寝ても疲れが取れないのは、睡眠に対して”物理的な環境”ではなく、”心の環境”、特に不満足な感情が影響している可能性があります。
「もっとああしたかったのに」「やりたくないことをやらされた」「ミスをしてしまった」など、心に不満がある場合は、体も鉛のように重くなってゆく。
疲労を感じるのは体だけではありません。体と心はいつも繋がっていて、相互関係。
もしも自分を慈しみながら、満足の中で眠りについたなら、明日の目覚め方も変わります。
眠っている間にリセットして、心身共に軽く、スッキリとした気分で翌日を過ごせるでしょう。
頭をクリアにする方法
心地よい睡眠へとすんなり入るために必要なのことは、冒頭にも書いた「その日に起こった出来事を自分の中に落とし込み、処理をし評価する、アウトプットのための十分な時間と場所」。
頭の中をクリアにする、つまり空っぽにすることが、寝つきの悪さへの解決策です。
睡眠前に、意識的にそういう時間を設けることが大事。なにごともメリハリ。スイッチをオンからオフにするための習慣をつくってしまうこと。
そしてスイッチをオフにするために一番大事なことは、「感情を吐き出す」という作業。
私は、素直な感情をがまんするのが一番よくないことだと常日頃思っています。自分の心に嘘をつくことは一番のストレス。
特に、怒り・悲しみ・妬み・嫉みなどネガティブな思考はこまめに吐き出したほうがいいと思います。
自分の感情のキャパシティーが1つのコップだと想像したら、怒りなどのマイナス感情の水で満たされているときは、プラス感情の水が入る余地がありません。
一度水を出しきるんです。泣くなら泣く。辛いなら辛いと言う。空っぽにするんです。そしたら、また入るスペースができる。
頭をよぎる感情をブロックすることは最もタブーな行為。抑圧したぶん、必ず後で大爆発が起きます。
そして空っぽにするために一番向いている時間こそが、寝る前の時間。
誰かに話す
感情を吐き出すのに最もいい方法は、パートナーや家族や友達とおしゃべりすることでしょう。
男性のほうがストレス値が高く自殺率も高いのは、ネガティブな感情を発散するのが下手だから。
女性は”愚痴り”のコミュニケーションが上手なんです。その方法とは、「ただ話して、ただ聞く」ことw
「へ~そんなんだ、辛かったね、よしよし」と感情を吐き出させてあげて、共感してあげて、スッキリさせてあげたらそれでいいんです。問題解決方法を提示しなくてべつにいい。
お互い考え方は違うけど、言いたいときに言いたいことを勝手に言わさせてあげる。ただ素直に、ただ正直に、なんでも言える。そんな信頼関係が、女性の優れた能力。コミュニケーションのチカラ。
そういうコミュニケーション方法は、男性であってもコツさえ掴めば真似できます。
話している間に自己解決の糸口が見つかったり、頭の中の思考を整理できます。そのためのちょっとした手助けとして、相槌を打ってあげる感覚。
大事な人と繋がりながら、隣で聞いてもらいながら、心をほぐすためのプロセスを共有する。そういうふうに考えるとなんかあったかいですよね♡
文章を書く
毎日毎日、誰かと密度の濃いコミュニケーションを取るのは、忙しい現代人にとっては難易度が高いかもしれません。
相手との生活時間帯のリズムもぴったり合わないでしょうし、お互いやることはたっぷりあって毎日時間を確保をしなきゃですし。てかそもそも、パートナーが必要だしw
それに私は他人に愚痴を言ったりするのは苦手なタイプですけど、きっとそういう人も多いでしょう。特に男性は。
私は断然、誰かに話す代わりに文字にして書くことのほうが多いです。簡単な箇条書きやマインドマップで。
「〇〇が達成できなくて悲しい→とりあえず明日はやることがあるからこの感情は一時放棄する→明後日またカフェで解決策を箇条書きにする」みたいに。
書くことで、自分はこう思ってたんだと整理されて、スッキリするんです。言語化することで、”謎のモヤモヤした気分の正体”を断捨離することができます。
俯瞰的に自分を観察できて、少し冷静になれる。「なんだ、そこまでパニックになるほど大したことないじゃん」と。
私はメモ魔なんで、とりあえず思いついたことはなんでもかんでもメモします。
事務作業が苦手なんで、メモしたまんまでメモが山積み、メモを精査する作業をしていないっていう私独自の課題は別にあるんですがねw
どこになにをメモして書いたかが分からないっていう_(:3 」∠)_
まあその話は置いておいて。とりあえず書いただけでもモヤモヤした感情や思考自体は一度追い出せて、空っぽになれます。キャパシティーに空きができて、入れるためのスペースができます。
書き出したことで、とりあえずいったん「サヨナラ」は言えるのです。明日に「コンニチハ」する準備ができます。
この方法はね、いいですよ、ほんとにオススメ。相手に聞いてもらうために気を使う必要もないし、自慰行為だと思って書き殴っちゃってくださいw
んで、書いた紙は使用済のコ○ドームかのようにポイッ。なんか引っかかるor気になるオカズ写真(=書いた紙)はとりあえずどこかに保存。
空っぽになって、賢者タイムのようになって、すーっと眠れますよ。
やっぱ何事も”出す”って大事ってことですね、うん。(意味深
(あ、アドセンスに合格したからってついシモな発言してもーた。いやこっちの話です、気にしないでね、ごめんごめん。)
本日のケツ論。
えーっと、なんでしたっけ。
せっかく論理的に淡々と書くように意識してるのに、最後は結局、文章にも自我が出てきちゃう。
まとめると、「1日中インプットし続けるんじゃなくて、ほんの一瞬でもいいからアウトプットしよう。又はいつアウトプットするかをメモして、今日にとりあえずサヨナラしよう」というお話でした。
長期的な視点ではリセットせず、コンティニューし続ける。
逆に1日単位の短期的な視点では、特に感情に関してのリセットを心がける。
疲れたときこそ「ハイ、今日は終わり!今日も1日ありがとう!とりあえずサバイバルして生きた!私お疲れ様!寝る!おやすみ!」ってw
まあ毎日こんなふうに能天気には考えられないだろうけど、普段からできるだけそう思う習慣を作っておく。”いつものクセ”を作っておく。
だって、習慣が人を作るから。
私の中でのケツ論は、そんな感じでっす。
次回も睡眠記事、続きまっす。
では股\(^o^)/
”出す”ことが大事と書いた記事はコチラ
リセットせずコンティニューする話はコチラ