昨日は宝くじについての確率の話だったけど、今日はソシャゲにおいての確率の話。
おもちゃ屋に置いてあるガチャガチャと、ソシャゲのガチャガチャ
アプリ内のガチャをしてて、全然当たらない~ってグチってる人多いけど、リアルなガチャとソシャゲのガチャではそもそも計算方法が違うから当たり前。
例えば『限定ガチャイベント!指定URキャラ3%に確率アップ中!』という告知を見てどう思う?
当たる確率は3%、つまり100回に3回の割合か...じゃあ33回引いたら1回ぐらい出るっしょ!...って思ったらダメーーーw
おもちゃ屋さんに置いてあるガチャガチャの場合は、100回引いたら必ずアタリを3個引けるってこと。
BOXに入っているカプセルの母体が減ってくからね。ハズレを引く度に、次にアタリが出る確率は上がっていく。
ガチャ1回目の当たり確率は3/100、2回目は3/99、3回目は3/98…。
超超超くじ運の悪い人、その名を「ぼんびーくん」と名付けるなら、たとえ ぼんびーくんでも98回目で必ずアタリのカプセルが出てくるw (逆に神引き説)
でもソシャゲのガチャガチャはそうじゃない、ずっとアタリの確率は3%のままから変わらない。(◯回引いたら確定枠のアタリ有り、などの明記がない限り)
ガチャ1回目にアタリを引く確率は3/100、2回目も3/100、3回目も3/100…。
ぼんびーくんが98回も挑戦しても、ずっと変わらずアタリの確率は3/100。_(:3 」∠)_
言葉のイメージギャップ
こうやって考えてみればまあ当たり前の算数の話だけど、これがソシャゲガチャが闇と言われる所以。
私たちの「ガチャガチャ」という言葉が持つイメージが、ギャップを生み出している。
印象に騙されてしまうことって、日頃から気をつけたほうがいいかもね。
「むむ。抱いていた当初の印象とは異なる…」「あれ?想像していたものと違う…」という、あるイメージと実際のイメージが異なるイメージギャップ。
キャッチコピーが誇大表現になってて、実際のサービスや商品とズレを感じることが結構ある。
どのギャンブルも胴元が儲かるように計算されている
昨日の宝くじの話も今日のソシャゲもそうだけど、必ず胴元が儲かるようになっている。みずほ銀行もアプリ開発者もガッポガポw
それには大抵「大数の法則」が働いているから。
例えばサイコロを振るとき、それぞれの目が出る確率は1/6。
最初のうちは偏りがあって、6回振ればどの目も均等に1回づつ出るということはむしろ希。
50回、100回、1000回…と何回も繰り返していくうちに、それぞれの目の割合は1/6に近づいていく。これが大数の法則。
参加者の人数が多くなるほど、ギャンブルの回数が増えるほど胴元が払う金額は、大数の法則によって整っていく。
そのため確率計算で求められる値に近づいていき、胴元が損することはなくなっていくわけ。確率論的には「ギャンブルはやればやるほど損をする」と言える。
特に低い確率で大きなリターンが得られるタイプのギャンブルは、相当な回数を重ねなければ、実際に得られる金額と期待値は近くならない。
吸い取られて終わりということが起きやすい。
本日のケツ論。
最後に、1という簡単な数字を使っておさらいしてみましょう。
スマホガチャにおいてアタリ確率が1%だった場合、100回引けば必ずレアなアイテムが当たると考えていいのか?答えはノー。
1回引いてハズレの確率は99/100だから、100回引いて100回ともハズレの確率は0.99の100乗で0.366。
約37%の人は、100回ガチャを繰り返し回しても、100回ともハズレを引いてしまうということ。
100-37の約63%。つまり1%排出率のガチャを100回繰り返しても、レアなアイテムを手に入れることができる確率は約63%に過ぎない。
これがスマホガチャの怖いところ。
※ガチャを回す回数と、1回以上アタリ1%が出る確率
10回 9.6%
20回 18.2%
30回 26.0%
40回 33.1%
50回 39.5%
60回 45.3%
70回 50.5%
80回 55.2%
90回 59.5%
100回 63.4%
こうやって計算した数字を見ると、思ってる感覚より出ないんだな...と感じない?
好きなゲームに何万円もつぎ込むのもいいけど、熱くなってそれしか見えなくなる前にちょっと冷静に立ち止まってみるのも大事かも。
年末年始にお小遣い全ツッパして、お正月から「今年オワタ_(:3 」∠)_」にならないようにねーw
では股\(^o^)/
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(関連してないやん!という意見は受けつけてましぇん)