更新めちゃくちゃ遅くなっちゃった。てへへ。
もう梅雨も明けちゃったよーう。
ほんとは大好きな梅雨の句についてでも交えながら、しっぽりとした記事を更新したかったのに〜_(:3 」∠)_
やろうやろうと思ってるうちに、他のいろんなことに夢中になっている間にもう夏にw
では!梅雨の俳句紹介します!(やるんかい
来年の夏に向けて…なんてね。これぞ究極の先取り。
まあアレだよアレ、新年に「今年も残すところわずか362日となりました。」てきなーー()
大好きな梅雨の一句
~ 紫陽花や 昨日の誠 今日の嘘 ~
正岡子規の句。
梅雨に咲く紫陽花(あじさい)って、青紫-ピンク-赤紫まで、その個体によって色のニュアンスが違うでしょ?
グラデーションがとっても美しい。
これは土壌による酸性度の違いで起こる。
酸性が強ければ青色に、アルカリ性が強いと赤色に花が色づくという。
また、咲き始めから咲き終えるまでも色は変化していく。
紫陽花の色彩のように、人の気持ちもグラデーションのように日々変化してゆく。
恋愛の男女としてこの句を詠んだなら、なんだかすごく儚さやロマンチックさを秘めた句だよね。
そう。「昨日までは本当だと思ってたことが、今日には嘘になってしまう」のだ。
女心って複雑ううう〜。ふふふ。
また恋愛に関してじゃなくとも、人の心なんて移ろいやすいもの。なんなら一晩経つだけで全く違う気持ちになってたりする。
気分、気まぐれ、移り気 …日々色を変えてゆく感情。
そんなアンニュイさを「昨日・今日」「誠・嘘」という言葉を使って対比するセンスがすこ。
しびれるううう〜///
大好きな夏の一句
~ 夏草や つわものどもが 夢の跡 ~
梅雨が終わった今、さっきの句だけ紹介しても時期外れなのである意味本題はここからw
今の季節がちょうどピッタリの一句。
松尾芭蕉はこんな意味を込めて詠んだそうです。
「かつて戦場だった跡地に今は人の気配は無く、ただ夏草だけが生い茂っている。
兵たちが功名や栄華を夢見て討ち死にした跡には、今何も残っていない。
人はあっという間に過去の者となる。すべては過ぎ去ってしまうという時の移ろいは、儚く哀れだなあ…」
さっきの紫陽花の句と同じく、自然(=夏草)と人間(=つわもの)を対比してるところがすこすこ。
人間の一時代は儚く過ぎてゆくのに、自然はずっと変わらずたくましく存在し続けている。
本日のケツ論。
紹介した2つの俳句。まるで今の世の中の情勢のことを言っているよう。
きっとコロナ前の過去、そしてコロナ渦中の現在、コロナ渦が過ぎ去ったときの未来…
世界はそれぞれが違う価値観に変化しているのだと思う。グラデーションのように。
“気分の景色”と書いて「景気」。
人の気分なんて移ろいゆくものだし、これからも景気は変化してく。
どうせなら自分も風に乗って変化していきたい。いつでも時代の風に乗れるよう、いろんな意味で身軽でいたい。
松尾芭蕉も詠んだように人の一生なんて短く儚いのだから。満喫しなきゃ損、損。
不変という安定感も魅力的だけど、日々変化してゆくという諸行無常の価値観に惹かれる。
私は後者を意識して生きていきたい。変化を楽しむために生きていたい。
もう元の時代には、戻らない。
前時代の価値観には、戻らない。
では股\(^o^)/
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(関連してないやん!という意見は受けつけてましぇん)