今はまだ知名度が低い、フィッツロイ
フィッツロイという山、知ってますか?
「一度は見たい世界の絶景ランキング」などの特集は数あれど、全然入ってない(o_o)
私はバックパッカーで世界一周をし、30数ヶ国・90都市ほど旅しました。
絶景ランキングで毎回上位に挙がるような景色や建物もたくさん見てきました。
ペルーのマチュピチュ
ボリビアのウユニ塩湖
チリのイースター島
エジプトのピラミッド
スペインのサグラダファミリア
アメリカのグランドキャニオン
などなど...
どこも素晴らしかったけど、その中でも、一番感動したところを挙げてくれと言われたら、私はフィッツロイを選ぶ。
なにより、最っっっ高の朝焼けでした。
夜が明けると山に朝日が当たって、刻一刻と目の前の景色が変化していく。
暗闇からだんだん空が白けていき、朝日が出たらまず山の頂が真っ赤に染まって、徐々に黄金色に広がっていくの。
なんだか神々しくて...。気がついたら自然と涙が出ていました。
朝焼けの写真
(Photoshopとかでなにも写真加工していなくてこの色だよ!凄くない?)
多分ほんの数分の出来事なんだけど、その一瞬の出来事が、今でも忘れられない。
死ぬまでにもう一度この朝焼けが見たいと本気で思ってる。。
しかしなんといっても遠いけどね...日本から直で行くとなると。
フィッツロイについて
もう少し詳しく説明すると...
フィッツロイは、アウトドアブランド「パタゴニア」のブランドロゴのモチーフにもなっている山です。
私も行くまでは全然知らなかった!
言われてみれば、確かに本物によく似てるね。
場所は、南米大陸アルゼンチンのパタゴニア地方にあります。
トレッキングの拠点となるのは、小さな村、エル・チャルテン。
ここで、山の装備品を全てレンタル出来ます。
私もここで靴からバックパックから、フルでレンタルしたよ。
昼間の山頂の写真
トレッキング中も、よく山頂が見えます。
道中には綺麗な湖があって、そこからの山頂の眺めも素敵。
鋭利なシルエットがかっこいい!
湖は、人も飲めるほどの綺麗な水だよ。私もここで水を汲んで補給しました。
注意としては、この地域は天候がかなり変わりやすいので有名なことかな。
山頂の景色、晴れててラッキー!と思ったら、次の瞬間には雲がかかってたり。
その逆も然り。
私は1日しか山頂アタックの日が無かったけど、運よく快晴で朝日を迎えられました。
もし時間に余裕があるなら、何日か予備の日があったほうがいいと思う。
そもそも絶景の定義とは?
絶景って言っても、そもそも人によって感じ方は違うよね。
その時の心情やタイミング、その人の趣味趣向にもよるし。
フィッツロイに行くきっかけは、一期一会でたまたま出会った、バックパッカーさんの口コミなんだよね。
その人は山が好きで、この辺りにあるフィッツロイと、パイネという山が良かったと言っていた。
どちらの山も興味深かったけど、次のフライトが控えていて両方行く時間の余裕は無かったから、なんとなく直感でフィッツロイに決めた。
私は、フィッツロイのことを行く直前まで知らなかったし、ほとんど写真やネットで調べずに行くことを決めたんだけど、
後になってみればそれが良かったんだと思う。
あまりにも何回も写真で見過ぎると、ちょっと感動も薄れちゃうというか...
例えばマチュピチュ。まさにそうだった気がする。
日本人が行きたい世界遺産でよく1位になってるよね。
私も実際に行くまでに、飽きるほど何回も何十回も、写真やテレビやネットで見ていた。
いや!かなり感動したんだよ!?
だって写真と実物ではやっぱり全然違うからね!
でも、「予想外の出来事や景色」が心を刺激するというか、アドレナリンがブワーーッと出るというか。
旅行って、あまり事前にスケジュールを詰め込まずに、そして頭が固定観念でガチガチになってないほうが、良いものになると思う。
人や場所や食べ物など、偶然の一期一会が楽しい。それこそが非日常。
毎日の暮らしは日常を大切にすること、旅は非日常を大切にすること。
それが大事な気がするなあ。
予想外のハプニングで失敗することもたくさんあるけど、それも後になれば良い思い出。
あーーーーー。
色々書いてたら、また旅行したくなってきた!!
なんか脱線しちゃったけど、感動したフィッツロイのお話でした。
では股\(^o^)/